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薬剤師による輸液調剤及び点滴のミキシング [薬剤師 求人]

薬剤師は日本ではあまり得られない医薬品情報についてインターネット等を利用して情報収

集を行い、医師に情報提供を行うというケースも少なくありません。


薬剤師による輸液調剤について

輸液調剤についてはこれまで看護師が行っていた業務となりますが、安全性を確保すること

を目的として、病院勤務の薬剤師が患者ごとに輸液を揃えるようになり、また、注射薬を混

合する業務(ミキシング)についても薬剤師が行うようになってきました。

注射薬についても、飲み薬と同じく相互作用がありますから、組み合わせによっては濁り使

用することのできない場合もあります。

また、ミキシングの際に危険性を伴う薬剤も存在しています。

ですから、『薬学的知識』を持った薬の専門家である薬剤師が組み合わせを調べて、適切で

あるかどうかを判断した上で、輸液を揃えたり、ミキシングを行うのです。

不適切な指示がなされた場合、医師に問い合わせて情報を伝え、変更を依頼するケースもあ

ります。


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注射薬と点滴のミキシングについて

医療事故の多くは『注射薬』が原因です。

注射薬については、飲み薬と異なり、医薬品を直接血管の中に送り込みます。

その為、即効性がある分、間違って投与した場合、その副作用はすぐに発現することとなり

ます。

また、飲み薬と違って吐き出すことも不可能ですから、最悪のケースでは死に至ります。

注射薬のミキシングを行う際には、ミキシングする薬剤の特性を把握した上で混合しなけれ

ば、安全性が確保されません。

このような知識を有しているのは、他ならない薬剤師だけなのです。

抗癌剤については混合する医療従事者側にも危険性が伴います。

ですから、抗癌剤の混合については、クリーンベンチの中で、薬剤師が混合することが最も

好ましいでしょう。

あるいは、IVH(中心静脈栄養法)を実施している患者さんの点滴のミキシングについて

は、限りなく無菌状態で実施しなければなりません。

点滴に付いたわずかな細菌でも、血管に入り込んで重大な感染症を引き起こす場合がありま

す。

ですから、クリーンルーム(無菌状態の施設)の中で薬剤師が点滴を混合することにより、

安全性の確保されたものが患者さんに提供されるのです。

近年においては、IVHのミキシングについては、病院の薬剤師に限定されず、『在宅医療

』を実施している保険薬局における薬剤師も実施するようになってきています。

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薬剤師と『ジェネリック医薬品』の関連性・医療情報提供について [薬剤師 求人]

現代社会において、国の医療コスト削減を目的として『ジェネリック医薬品』を普及させようという強い傾向があります。

先発医薬品と後発医薬品を比較した場合、先発医薬品はその値段が高く設定されている場合がほとんどで、患者さんの医療コストの負担として重くのしかかります。

医師の反対さえなければ、薬剤師の判断によって、僅かでも安い金額のジェネリック医薬品に変更することが可能となっています。

ですが、その為にも充分な薬学的知識が要求されます。

同じ効果が表記されているジェネリック医薬品であっても、先発品と比較した場合、若干異なる箇所があります。

これらを総合的に把握し、より適切だと判断した場合のみ、患者さんに説明を行い、同意を得た上で変更することとなります。


薬剤師としての役割 医薬品情報提供について

薬剤師は患者さんに対して薬を渡し薬剤管理指導を施すだけではなく、医師や看護師といった医療従事者に対して、医薬品の情報提供を行います。

医薬品は、飲み薬や外用薬、注射薬等、数千種類の医薬品があります。

また、毎年矢継ぎ早に新薬として開発・製造販売される薬もあれば、何かしらの理由で製造販売中止となる医薬品も少なくありません。

また、健康ブームによって一躍有名となった健康食品やサプリメントを利用する人も増加しており、これらも治療を行うにあたって欠かせない情報となります。

ですから、薬剤師は医師から「患者さんがAという薬を服用しているのですが、これはどのような薬なのですか?」「これから実施する検査に影響を及ぼす薬ですか?」「新しく製造販売開始したBという薬は、既存の薬と比べて何が変わったのですか?」といった様々な問い合わせが寄せられます。

医師が患者さんの治療を適切に行うことができるように、薬剤師は正確かつ迅速に情報提供を行う必要があります。

その為には、常日頃から最新情報の収集を心がけ、学会や勉強会に参加して研鑽を重ね続けることが重要となります。

医療は日進月歩、日々発展を続けています。

数年前には一般的とされていた治療方法が、今では全く異なるものとなっているということも珍しいことではありません。

伴って、用いられる薬剤も常に変化を続けています。

ですが、世界的に見た場合、日本は厚生労働省により新薬の認可がおりるのが非常に遅いのです。

難病に苦しむ患者さんは、個人輸入といった形式によって、医療品を海外から輸入して、そのお金を医療機関において用いられる場合もあります。

発言小町 薬剤師
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医薬品に関連する薬剤師の指導内容について [薬剤師 求人]

現代医療においては、入院患者に対して薬剤師がベットサイドまで訪れ、飲み薬について説明を行うことは勿論、点滴の内容についても直接患者さんに対して説明が行われています。

薬剤師は患者さんに関連する一切の薬について、説明を行い、患者さんの同意を得るという、インフォームド・コンセントを実現する為に、薬剤師としての役割を果たします。


薬剤師の医薬品に関連した指導について

外来で発行される処方箋については、病院の外にある『保険薬局』に持ち込んで、薬を行うことが基本的となっています。

保険薬局においては、他の医療機関における受診、あるいはアレルギー歴等の体質など、患者さんの基本的な情報収集を行い、カウンター越しに患者さんと薬剤師が対面して一対一で薬についての説明が行われ、また、同時に『お薬情報』と記載されたそれぞれの薬についての説明書を渡し、多くの情報を提供します。

こういったシステムが導入される以前については、数箇所の病院に通う患者さんの情報が医療従事者間で共有されることがなく、複数の医療機関から同じ成分を含む薬が重複して処方される、あるいは他の病院で処方された薬と相互作用を引き起こして重大な副作用を生じる等、危険な事例は少なくありませんでした。

ですが、現在のは薬剤師の存在におり、薬について具体的な説明が行われることで、不都合が起こること回避することができるようになってのです。

また、情報過多となった患者さんが間違った解釈によって自己流の薬の服用を行ったり、偏向的な食生活が原因で充分に薬の効果が得られない等、治療を阻害する薬剤師は、患者さんそれぞれが持つ固有のニーズに応じて指導を行うことが大切です。


ジェネリック医薬品とは?

数年前から、『ジェネリック医薬品』というキーワードを耳にする機会が増えたのではないでしょうか?

新薬としてはじめに販売が行われた薬については、特許によって保護され、開発したメーカーがその薬を独占して製造・販売を行うことができるというシステムです。

このような薬のことを『先発医薬品』と呼び、20年間~25年間の特許期間が切れることで、開発したメーカー以外のメーカも、同じ成分・同じ効果を持つ薬を製造・販売することが可能となります。

これを『後発医薬品(ジェネリック医薬品)』と言います。

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現代の薬剤師に要求される薬剤管理指導 [薬剤師 求人]

薬剤師による薬剤管理指導

近年における病気の多様化ないし高齢化社会に伴って、用いられる薬剤は複雑化の一途を辿り、また、その種類も増えたことから、インフォームドコンセント(医師による説明と患者側の同意)と同様に、薬剤師から患者さんに対しても、薬に関連する具体的な説明が要求される時代となりました。

ですから、薬剤師は直接患者さんとやり取りを行い、医師・看護師から知り得た情報とは異なる『薬学的な見地』の観点から情報収集を実施することで、処方箋以外の情報、たとえばアレルギー等の体質や、食べ物の嗜好、喫煙歴の有無や、常用している健康食品及びサプリメント、ライフスタイルに至るまで、患者さんの状態を詳細に把握し、処方された薬をちゃんと服用してもらえるようにアドバイスを行います。


薬の服用によって起こる副作用について

薬を服用することによって引き起こされる副作用の可能性についても、予め患者さんに対して説明を行うことにより、重篤な副作用を予防することができます。

一例として、現代において患者数が著しく増加傾向にある「糖尿病」は最たるものでしょう。

糖尿病は生活習慣病の一つであると囁かれる通り、患者さんのライフスタイル等の状況によって発生する場合がほとんどです。

過食や、飲酒、ファストフード食やカップ麺等のインスタント食品の食べ過ぎによる偏向的な食生活が原因となって引き起こされるケースが大半で、治療の為には『生活習慣の改善』を正しく行わなければなりません。

ですが、それまでの生活環境を変えることができない患者さんは少なくありません。

結果、薬物治療に至るケースが大半です。

糖尿病では血糖を引き下げる薬を用いますが、薬の服用方法や注射方法を間違えると、血糖が必要以上に下ってしまって、最悪のケースで死に至る場合もあります。

薬剤師がもし糖尿病の患者さんに対して薬効及び薬の服薬方法しか説明を行わなったとすると、どうなることでしょうか。

人はそれぞれ、ライフスタイルも違えば、食べる物や、睡眠時間も異なります。

朝食を食べない患者さんに対して、毎食後必ず薬を服用してください、と指導したものなら、その患者さんは血糖が下がりすぎて極めて危険な状態に陥ってしまう可能性があります。

今まで、入院したところ、ろくに説明を受けることもないまま点滴された、といったこともあったかもしれません。

副作用の多くは注射薬ですから、内服薬以上に、注意を払って投薬を行わなければなりません。

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薬剤師求人 薬剤師の具体的な仕事と役割について [薬剤師 求人]

薬剤師の調剤について

薬物治療が必要とされる患者に対して、医師が処方箋に処方内容を記し、処方箋の情報が薬剤師の手に渡ることで、薬剤師による調剤が行われます。

医療分業以前にあっては、薬剤師は医師の処方箋に従って、正確に、迅速に調剤を行うのみが仕事内容となっていましたが、現代における薬剤師の仕事としては、これだけでは薬剤師としての役割を果たしているとは言えません。

薬剤師は患者さんから受け取った医師の処方箋に記載された情報を元に、処方される薬がどのように作用する薬なのか、ということを知り、安全性を確保し、患者さんに適切に服用してもらえるようにプランニングを行います。

まず、処方された薬が、患者さんの体重や性別、過去のアレルギー歴といった情報から判断して、適切かどうかを判断します。

処方箋に記載されてくる薬の名称については、商品名がほとんどとなりますから、同様の成分の薬であっても、幾種類もの商品名が存在します。

また、薬の企画も多様で、1錠が5mgということもあれば、10mgということもあります。

もし患者さんが他の医療機関で、成分の同じ違う商品名の薬を服用しているという情報を薬剤師が得た時、すぐさま医師に問い合わせを行い、薬の重複が発生していることを通知して、処方の変更を促す必要性があります。

加えて、高齢者などの場合、腎機能が低下していることによって、健康な成人であれば服用しても大丈夫な薬を同じ量服用した場合、薬の成分が身体に蓄積されることによって、副作用が現れる危険性があります。

ですから、できるだけ腎臓に負担を与えることのない薬を選び、医師に申し出を行ったり、あるいは薬の服用量を減らすように医師に対して問い合わせを行う、といった業務もこなします。

薬剤師は様々な観点から処方箋の内容読み取って、患者さんに安全に薬を服用してもらえるように調剤を行うのです。


薬剤管理指導について

薬剤師によって調剤が行われ、患者さんの手に渡った薬について、安全性を確保し、適切に服用してもらう為に、薬剤師が患者さんに対して指導を行うことを薬剤管理指導と呼びます。

あるいは、服薬指導と言われることもありますが、これは飲み薬に限定されたことではなく、外用薬、あるいは注射薬も含有します。

医薬分業以前にあっては、薬の処方を行った医師が、その患者さんに対して説明を行っていましたが、その説明は決して充分と言えるものではありませんでした。

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薬剤師と薬害の関連性について 薬害の構造 [薬剤師 求人]

薬剤師・薬害問題の構造について

ソリブジン事件とは、日本商事の開発したウィルス感染症の治療薬であるソリブジンが、1993年9月に発売されて以降、1年間で15名の死者を出した薬害事件です。

以降、治験段階で投与された患者3名が死亡していることが明らかとされました。

ソリブジンは、手術後、免疫力が落ちた時に、ヘルペスウィルスが増殖することにより、皮膚に帯状の水ぶくれが発生する疾病、『帯状疱疹』の治療を目的とした新薬として研究・開発が行われ、既存の抗ウィルス剤と比較して、1日の服用量が少なく済むという利便性に優れているとされていました。

ところが、発売から1ヶ月、ある薬品と併用することにより、重篤な副作用が生じることが明らかとなったのです。

薬の添付文書においては、重篤な副作用を引き起こす危険性がある薬については、警告欄を特別に設けて、注意喚起することを規定されています。


薬害事件・ソリブジン事件について

ですが、ソリブジンについては、当初、相互作用の項目欄に、併用投与は避けること、と記載されているのみで、警告、あるいは禁忌の項目については記載がなされておらず、警告欄が設けられたのは死者が出た後からのことでした。

ソリブジンはパンフレットにおいても、有効性、安全性を提示する図がメーンとなっており、相互作用の注意喚起については、裏面に小さな文字で記載されている限りでした。

加えて、ソリブジンによって死亡事故が発生したことを公表される前には、この製薬会社社員及び関係者が保有していた当社株を売却するといったインサイダー取引疑惑が起こっています。

『薬害根絶』が提唱される中で、このような甚大な被害をもたらした問題について、日本の薬事行政並びに製薬産業、日本社会の構造的な欠陥が現れたと言えるでしょう。

このような薬害事件を通じて、医療ないし医療制度は、社会的に注目を浴びています。

薬のプロフェッショなるである薬剤師は、以降、おなじような薬害を起こさない為に、薬を適切に取り扱うという責任を果たす必要があります。


薬のプロフェッショナル『薬剤師』

あなたはこれまでに何種類の薬を服用したことがありますか?

飲み薬や、塗り薬、湿布・・入院経験のある人では、病院で点滴をしたこともあるでしょう。

薬剤師はこれら全ての薬に、どこかで必ず関わっている職業となります。

次回からの記事では、医療現場における薬剤師の具体的な仕事・業務内容について解説させていただきます。

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薬剤師の役割・仕事 薬害問題について [薬剤師 求人]

医療における薬剤師の役割について

医療というフィールドにおいて、“情報開示”については、人権尊重の観点から、患者の理解を促して同意を得る為に、患者一人ひとりに対して治療法や薬の服用についての内容説明を実施します。

患者には一人ひとり異なる生活があります。

また、同じ病気であったとしても、患者さんが違えば、適切な治療法や治療薬も異なってきます。

現代においては、可能な限り患者の日常生活等の配慮を行う上で、患者目線に立って一緒に考えながら治療にのぞむことが最優先とされています。

また、高齢化社会を迎えた今日にあって、慢性疾患によって長い期間に渡り薬を服用することを余儀なくされている高齢者は少なくありません。

この場合、薬の飲み忘れや、服用をやめてしまう等残薬の問題や、他の医療機関から処方された薬を同時に服用してしまうといった弊害が発生するリスクを抱えています。

副作用を含めて、薬に関しての知識や、服用に際しての注意事項といった、患者に対しての服薬指導、啓蒙活動は、薬剤師の重要な役割・仕事となっています。


薬剤師と薬害問題の関係

医師、医薬品メーカー、研究者等の弛まぬ努力により、医療界は急激に発展を遂げました。

未だ治療法の解明されない病気についても精力的な研究が進行しており、新規に開発された医薬品、あるいは技術は、矢継ぎ早に医療現場に投じられています。

ですが、その一方で、医療現場では様々な歪みを表出させています。

例えばキノホルムやサリドマイド中毒、薬害エイズやソリブジンといった薬害問題については、医薬品の品質に限ったことではなく、薬事行政のあり方が問題視されることとなりました。

薬害エイズ被害については、1970年代後半、血友病の患者が出血を止める、ないし、予防する為の特効薬として用いられた血液製剤の中に、HIVウィルスが含まれていたことから、血友病患者全体の40%に及ぶ、およそ1800人が感染した薬害事件です。

1人、あるいは2人分の国内産血液から作られるクリオ製剤を用いる、もしくは非加熱製剤の回収を速やかに実施し、加熱製剤に切り替えるといった早期対策を行っていれば、HIV感染被害の拡大は防止することができたはずです。

ですが、数千人の血液を混ぜ合わせて作られた非加熱血液製剤が、アメリカにおいて危険性が明らかにされたにも限らず、医師はその血液製剤の危険性について患者に通知することなく、製薬企業は輸入・販売をやめることもなかったことから、二次感染が発生したことも大きな問題です。

薬害エイズは、国、あるいは製薬企業、医師が適切な対策を怠ったことから拡大したのです。

結果、この薬害エイズ被害の問題については、血友病の専門医、厚生省の責任者並びに、企業の経営者が刑事責任を問われる、はじめの薬害事件にまで発展したのです。

Wikipedia 薬剤師 薬害事件
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薬事法と医療の担い手として薬剤師 [薬剤師 求人]

薬事法の制定について

薬事法とは、医薬品及び医薬部外品、化粧品、医療用具に関連する規則のことです。

これら医薬品や医薬部外品、化粧品、医療用具の品質や有効性、安全性の確保し、医療上特に重要性の高い医薬品及び医療用具の研究開発・促進に不可欠な措置を講ずることによって、保険衛生の向上を図ることを目的とした法律です。

終戦によって、1948年には新『薬事法』の公布が行われ、日本薬剤師会は日本薬学会と合体し、会員の入退会が強制されることのない、社団法人として改組されることとなりました。

この時、名称を『日本薬剤師協会』と改めています。

1956年になると、医薬分業制度が法制化されたのですが、例外規定が多く付加されたことにより、医薬分業は定着に至っていません。

また、1960年には、再度薬剤師の身分法について、薬事法から分離されることとなり、薬事法及び薬剤師法の公布がなされました。

1974年になると、日本医師会は『5年後の医薬分業の実現』を方針として表明し、国会の承認の元、医薬分業制度の実現に向けて、ようやく第一歩を踏み出したのです。


医療の担い手としての薬剤師

1992年、平成4年になると、医療法の一部改正が行われ、医療の基本理念が明示されることとなり、医療機関の体系化が実施されました。

この改正によって、医療の担い手となる『医師、歯科医師、薬剤師、看護師』と、薬剤師が明記されています。

その後、1997年(平成9年)には、30年ぶりに薬剤師倫理規定(日本薬剤師会制定)が改訂されています。

2004年(平成16年)になると、薬剤師法及び学校教育法の改正が行われ、2006年、薬剤師養成を目的とする大学の薬学課程について、4年制から6年制に改定されています。

日本における薬剤師の歴史は100年以上にも遡りますが、現在の薬剤師のように活躍するフィールドが広がったのは、ごく最近のことなのです。

今日に至るまで、その業務内容が徐々に広がり、今では医療の担い手としての薬剤師の立場が確立されています。


薬剤師の担う役割について

現代では、薬を開発・製造するのは製薬会社です。

薬草の判別を行っていた頃の薬剤師とは異なり、薬剤師が直接薬を作ることは極めて珍しくなりました。

ですが、医療の進歩にともなって、情報提供及び薬害防止という新たな責務が加わります。

安全性を確保し、かつ有効性の高い、医療サービスへの貢献が要求されることとなったのです。

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医療の担い手として 薬剤師の歴史・成り立ち [薬剤師 求人]

薬剤師の原点

漢方医学がメーンとなっていた明治時代以前については、日本における薬の調合は医師が行っていました。

その頃の“薬屋”と言えば、薬草の卸問屋、あるいは売薬の製造元のことを指していました。

ヨーロッパにおいては比較的早い段階で医薬分業がスタートしており、医師が調剤することは多くありませんでした。

中世のヨーロッパにおいては毒殺が急増し、暗殺に恐怖した神聖ローマ帝国の皇帝・フリードリヒ2世は、1240年、薬事に関連した法律である『医薬分業』及び『薬事監視』を制定しています。

これを受けて、医師が薬の調合を行うのではなく、薬剤師が調合を行うことで、毒薬が混じっていないか監視を行ったのです。

これが現代における『医薬分業』の原点とされています。

その頃の薬剤師としての役割は、メーンとしては薬の善し悪しを判断するところからスタートしています。

単に薬と言いましたが、その頃の薬は東西関わらず大半が薬草です。

薬草の善し悪しの判断には相応の知識と経験が必要となることから、その頃の薬剤師の仕事の中心となっていました。


日本における薬剤師の歴史

日本にあっては、明治時代になると、1874年、『医制』を交付しました。

これにより薬舗主(薬剤師)に調剤権が付与されたのです。

以降、1889年には『薬品営業並薬品取扱規則(薬事法)』が交付されることとなり、薬剤師としての名称と職能が規定されることとなりました。

その頃はヨーロッパの医学・薬学制度の導入が推進された時代でしたが、この時点で目標として掲げられていた、『医薬分業』。

つまり、医師は診療に専念して、投薬については処方箋を発行し、医師の処方箋に基づいて薬剤師が調剤を担当する、という制度は、この頃には未だ普及には至りませんでした。

時は大正に移って、1925年になると、薬剤師の身分法である薬剤師法が交付されています。

また、翌年1926年には『薬剤師会令』が交付。

この薬剤師会令の交付により、薬剤師の強制加入を定める公法人道府県薬剤師会の設立が行われ、道府県薬剤師会が会員となる公法人日本薬剤師会が結成されました。


薬事法の制定について

それから1943年になると、薬剤師法を吸収した薬事法が制定されることとなり、薬剤師会令の改正が行われています。

これ伴って、日本薬剤師会は国の機関となり、その会長は内閣の任命するところとなり、他の中央・地方薬剤師会役員については、当時の厚生大臣、あるいは都道府県庁知事によって任命されることとなりました。

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薬剤師の仕事 薬剤師法と薬剤師という資格 [薬剤師 求人]

薬のプロフェッショナル薬剤師という仕事

例えば、あなたが風邪をひいたときには、最寄りの薬局に赴いて、風邪薬を購入することでしょう。

怪我をしてしまった時や、病気になった時には、病院に駆け込んで薬を処方してもらったり、あるいは入院して点滴を売ってもらいます。

私達が生きていく中で、病気の治療・健康の維持、増進の為に、薬は無くてはならない存在となっています。

医療の発展に伴って、人間の寿命は着実に伸びています。

また、私たちは自らの病気の予防・健康を維持する為に、様々な薬を服用することが一般的に浸透してきました。

この薬は、製薬企業における薬の開発・製造からスタートして、調剤薬局や病院を経由して、はじめて患者さんやお客さんの手元に届けられるのです。

薬の安全性を確保し、かつ適切に服用される為に、多くの人びとの手を経由しています。

ですが、これら一切の過程において、『薬学』を基本とする、専門的な立場から関わっているのが、薬のプロフェッショナルである薬剤師に他なりません。


薬剤師法について

薬剤師は、専門職として薬剤を取り扱います。

薬の調剤や医薬品の供給及び、薬事衛生を司る専門職です。

薬剤師は法律の定める薬剤師法において、『調剤、医薬品の供給その他薬事衛生を司ることにより、公衆衛生の向上及び増進に寄与、もって国民の健康な生活を確保するものとする』とされています。

この内、調剤については、医師や歯科医師、獣医師だけが、相応の理由を元に、自己の処方箋によって自ら処方する場合を除いて。

法律において薬剤師でなければ取り行うことができないと定められています。

加えて、医師や看護師といった他の医療資格とは違い、薬局における一般用医薬品(OTC)販売や、医薬品製造については医師の指示をうけません。


薬剤師という資格について

薬剤師として働く為には、薬科大学、あるいは大学の薬学部で6年間の教育過程を終えて卒業し、薬剤師の国家試験を受験して合格しなければなりません。

そうして薬剤師の国家試験に無事合格し、薬剤師名簿に登録を行うことによって、晴れて『薬剤師』を名乗ることが可能となり、厚生労働大臣によって薬剤師免許が渡されます。

薬剤師は医師や看護師といった他の医療資格者と比較して、幅広い分野で活躍することができる可能性を有しています。

将来的には、薬剤師は薬剤師資格の範囲に限らず、薬学で得られた知識を活かして、多岐に渡るフィールドで活躍することができるのです。

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