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薬剤師の役割・仕事 薬害問題について [薬剤師 求人]

医療における薬剤師の役割について

医療というフィールドにおいて、“情報開示”については、人権尊重の観点から、患者の理解を促して同意を得る為に、患者一人ひとりに対して治療法や薬の服用についての内容説明を実施します。

患者には一人ひとり異なる生活があります。

また、同じ病気であったとしても、患者さんが違えば、適切な治療法や治療薬も異なってきます。

現代においては、可能な限り患者の日常生活等の配慮を行う上で、患者目線に立って一緒に考えながら治療にのぞむことが最優先とされています。

また、高齢化社会を迎えた今日にあって、慢性疾患によって長い期間に渡り薬を服用することを余儀なくされている高齢者は少なくありません。

この場合、薬の飲み忘れや、服用をやめてしまう等残薬の問題や、他の医療機関から処方された薬を同時に服用してしまうといった弊害が発生するリスクを抱えています。

副作用を含めて、薬に関しての知識や、服用に際しての注意事項といった、患者に対しての服薬指導、啓蒙活動は、薬剤師の重要な役割・仕事となっています。


薬剤師と薬害問題の関係

医師、医薬品メーカー、研究者等の弛まぬ努力により、医療界は急激に発展を遂げました。

未だ治療法の解明されない病気についても精力的な研究が進行しており、新規に開発された医薬品、あるいは技術は、矢継ぎ早に医療現場に投じられています。

ですが、その一方で、医療現場では様々な歪みを表出させています。

例えばキノホルムやサリドマイド中毒、薬害エイズやソリブジンといった薬害問題については、医薬品の品質に限ったことではなく、薬事行政のあり方が問題視されることとなりました。

薬害エイズ被害については、1970年代後半、血友病の患者が出血を止める、ないし、予防する為の特効薬として用いられた血液製剤の中に、HIVウィルスが含まれていたことから、血友病患者全体の40%に及ぶ、およそ1800人が感染した薬害事件です。

1人、あるいは2人分の国内産血液から作られるクリオ製剤を用いる、もしくは非加熱製剤の回収を速やかに実施し、加熱製剤に切り替えるといった早期対策を行っていれば、HIV感染被害の拡大は防止することができたはずです。

ですが、数千人の血液を混ぜ合わせて作られた非加熱血液製剤が、アメリカにおいて危険性が明らかにされたにも限らず、医師はその血液製剤の危険性について患者に通知することなく、製薬企業は輸入・販売をやめることもなかったことから、二次感染が発生したことも大きな問題です。

薬害エイズは、国、あるいは製薬企業、医師が適切な対策を怠ったことから拡大したのです。

結果、この薬害エイズ被害の問題については、血友病の専門医、厚生省の責任者並びに、企業の経営者が刑事責任を問われる、はじめの薬害事件にまで発展したのです。

Wikipedia 薬剤師 薬害事件
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